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ゴミのような自己啓発本を100冊読む前に読むべき本10選

自己啓発本の多くは「成功(結果)バイアス」「生存バイアス」「ポジショントーク」「チェリーピッキング」にすぎません。

毒にも薬にもならない、というよりも、時間を奪われるので深刻な毒です。

時間は有限な資源でありそれを失うことは大きな機会損失になります。

根拠のない満足感に浸りたい方ならそれもそれで結構ですが、そこから得るものは何もないでしょう。

さて、ここでは「いかがでしたか」系サイトで定番の自己啓発本を100冊読むよりも圧倒的にコスパが良い本を10冊を紹介します。

 

1. FACTFULNESS

テーマ:思い込みと真実

言わずと知れた名著。自分がいかに主観的で根拠のない意思決定を下しているかがわかります。キャッチャーなフレーズや心を揺さぶる情報を目にした時にこそ極端な悲観や過度の楽観に陥らずにその正しさを確かめる必要があります。

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

 
2.  その部屋のなかで最も賢い人

テーマ:社会心理学・バイアス

重要な判断をしなければならないとき、どのようなバイアスの影響を受けるのか、

バイアスから逃れるにはどうしたらいいのかを心理学の視点から説明しています。

2018年12月に出版されており、情報が比較的新しく、ケーススタディも豊富で理解の助けになるはずです。

その部屋のなかで最も賢い人 ―洞察力を鍛えるための社会心理学―

その部屋のなかで最も賢い人 ―洞察力を鍛えるための社会心理学―

 
3. データを正しく見るための数学的思考

テーマ:データ・数学

ビッグデータやAI,機械学習という言葉が昨今のバズワードだがそこで重要になるデータを正しく見れる人はどれくらいいるのでしょうか。ビジネスサイドの人間であっても数学的な思考回路でデータを見ることが今後ますます要求されるでしょう。

この本では数式は控えめで初学者にもわかりやすくデータを見るときに犯しがちな過ちを紹介しています。

データを正しく見るための数学的思考 数学の言葉で世界を見る

データを正しく見るための数学的思考 数学の言葉で世界を見る

 
4. ファスト&スロー

テーマ:行動経済学・意思決定

行動経済学の分野の本の中でも比較的読みやすい入門書。人間の意思決定がいかに従来の経済学が想定する「合理性」からかけはなれているのかをさまざまな実験の結果をもとに紹介・説明しています。この本が優れているのは、紹介されている実験の面白さ、わかりやすさもそうだが、なにより重要なことに行動経済学の知見を実際のビジネスシーンや日々の生活における意思決定においていかにして活用すればいいのかが具体的に示されていることです。

 

5. サピエンス全史

テーマ:科学史・人類史

われわれ人類がたどってきた農耕から科学文明に至る一連の歴史を独自の視点から考察しています。扱われているテーマは社会学文化人類学・経済学・生物学・工学など多岐にわたっています。

サピエンス全史 上下合本版 文明の構造と人類の幸福

サピエンス全史 上下合本版 文明の構造と人類の幸福

 

 

6. 自由論

テーマ:哲学・自由・民主主義

イギリスの偉大なる哲学者J.S.ミルの作品。彼は8歳からラテン語ユークリッド幾何学代数学を学んでいました。青年期には語学・数学・政治・経済・論理学・哲学も学び、のちに自由主義社会民主主義の思想・分析哲学・科学哲学に多大な影響を与えています。

自由論では主題である自由の在り方に加えて、理性や権利、国家、あるいは生き方について深い洞察を与えています。

自由論 (光文社古典新訳文庫)

自由論 (光文社古典新訳文庫)

 
 
7. 最底辺の10憶人

テーマ:貧困・開発

2019年に出版されたファクトフルネスでも紹介されていますが、われわれが貧困国といわれて創造するような、もっとも深刻な貧困に苦しんでいるのはほとんどがアフリカの10億の人々です。この本「最底辺の10憶人」は2008年に出版されていますが、2019のファクトフルネスからもわかるように依然としてその境遇は改善されていません。「最底辺の10憶人」では、極度の貧困国が直面する問題について多角的な視点から論じています。

貧困国の問題の中でも経済制度・政治制度に注目した「民主主義がアフリカ経済を殺す」もぜひ読むべき一冊です。

最底辺の10億人

最底辺の10億人

 

 

8. 測りすぎ なぜパフォーマンス評価は失敗するのか

テーマ:生産性・評価

昨今、労働力不足および生産性の停滞が経済界の課題です。高プロに代表される業績評価の指標と労働時間の分離や、労働時間ではなくその時間当たりアウトプットによる成果計測制度が導入されつつありますが、成果計測・成果評価は必ずしも生産性の向上やパフォーマンスの改善にはつながりません。それどころか、数値指標が成果に悪影響を与えることもあるのです。

測りすぎ――なぜパフォーマンス評価は失敗するのか?

測りすぎ――なぜパフォーマンス評価は失敗するのか?

 

 

9. ウォール街のランダムウォーカー

テーマ:お金・投資

投資について、成功者のポジショントークではなくデータと理論をもとに正確に示している数少ない本。全世界で読まれている「投資のバイブル」です。金融史やバブル経済、投資指標などを包括的に扱っているので投資を始めたいけどなにから勉強すればいいのかわからないという人に特におすすめです。

ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第12版> 株式投資の不滅の真理

ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第12版> 株式投資の不滅の真理

 

 

10. 誰がためのデザイン

テーマ:デザイン・アート

 情報があふれる現代では身近なプロダクトから大規模な施設まで、直感的に理解できるデザインがはたす役割は非常に大きくなっています。

悪いデザインとは、いいデザインとはなにか、どうすれば使いやすいのかを理論的に説明しています。モノづくりにかかわる人だけでなく、さまざまなサービスを設計・運用するすべての人が読むべき一冊です。

 

誰のためのデザイン? 増補・改訂版 ―認知科学者のデザイン原論

誰のためのデザイン? 増補・改訂版 ―認知科学者のデザイン原論